知ってる?大橋トリオの歌詞と世界!物語にしたくなる名曲7選
こんにちは。SATTYです。
私は小さいころから、ピアノを習っていました。2本の腕、10本の指から魔法のようにいろんな音楽を生み出すことができるピアノは今でも私の一番好きな楽器で、私の好きな音楽にはいつもピアノの音が入っています。
そんな私がここ数年、夢中になって聞いているのが『大橋トリオ』。ご存知でしょうか?
私が大橋トリオを好きな理由
トリオと名乗るも、一人だけのアーティスト。ピアノ・ギター・ベース・ドラムといった、あらゆる楽器を一人でこなし、自身の音楽の世界を表現する、スーパーな人です。
過去に彼のトークライブにも行ったことがあるのですが、『人に演奏を頼んでも自分の頭にある音楽を再現することができない、だから自分で演奏する』というようなことを言っていて、おったまげた覚えがあります。
彼の頭には、完成された音楽の世界がすでにあるんでしょう。それを一番理解しているのは、他でもない彼自身。大橋トリオの音楽を聴くと、それがわかる気がします。どの曲を聴いても、「あっ、大橋トリオだわ、これ」という世界観が溢れているのです。まるで、一瞬にして、その物語の世界に引き込まれるような。
ちなみに大橋トリオの日本語歌詞はほぼ全て奥様であるmiccaさんが書かれています。この歌詞がまたたまらなくいいんですよ。大橋トリオの音楽に物語を感じるのは、この歌詞によるものも大きいです。ナイス夫婦ですね。互いをリスペクトしていることが曲を聴けばわかります。
何度も、このブログで『物語が好きなんす』と言ってきている私。
大好きなピアノ×物語=大橋トリオ
という図式が成立してしまい、まぁここんとこ夢中です。私と同じように、ピアノが好きなあなた、物語が好きなあなた、ぜひおすすめしたい!一緒にライブに行きましょう。
ということで、私と一緒に大橋トリオ、もとい大橋先生を愛してくれる仲間を探すために、このエントリーを書いています。さぁ、これから紹介する名曲を聴いて、「心が震えたぜ、ベイビー」というあなたは、ぜひ私にご一報ください。では、どうぞ!
晴れた日の朝に聞きたい『CLAMCHOEDER』
この曲は、イントロでまずやられます。だいたいいつも、外に出て気持ちいいなぁ〜という日に、Playback!気持ちいい朝がだいたい8割増しになるから驚きです。
何気ない朝に舞い落ちる春風
温かな部屋が何だか切ない
欲張りな風が残したこの季節に
懐かしい雨上がりの匂いが広がるー大橋トリオ『CLAMCHOEDER』
春風が頬をなでる感触と、温度、匂い・・・思い出や出来事が、優しい言葉で綴られ、まるで小説を読んでいるかのように、引き込まれる大好きな曲です。
亡き友に捧げる『Dearestman』
この曲は、大橋先生が亡き友を思って作った曲だと言われています。先述したトークライブで、そのことを少し話し、ピアノ一つで弾き語りをされたのですが・・・これは感動しました。静かでシンプルな曲なんですが、そこに込められた気持ちは熱く溢れんばかりで、悲しさと寂しさと強さを感じる名バラードだと思います。私も大事な友達に向けて、こんな曲が書けたらなぁと、憧れた一曲。
遠い陽炎が霞んでゆく
何もない今日が散らばってく
届かぬ歌声 こぼれた道
冬の終わりを告げたのは誰淋しくて 蹲った
戻らない声
抱きしめながら眠るよー大橋トリオ『Dearestman』
春の別れに涙が止まらない『サクラ』
この曲は本当に物語ですね。一人の男の別れの瞬間がありありと目に浮かび、無条件に涙が出るんです、コレ。こんなにひたむきな愛情を男性が歌うというのが、またたまらなく切ない。力強いピアノの音が胸をえぐります。ちなみに私は、満員電車の中、満開のサクラ並木を通り過ぎるタイミングに合わせて、この曲のサビをセッティングしていました。切なさ250%です。
君がくれた愛は
今も僕のものですか
いつも通り街は賑やかで
何だか痛いな好きさ好きさ小さなその手も
笑う時に見せるエクボも
今夜笑われたっていいさ
僕からの歌をー大橋トリオ『サクラ』
あと少しの勇気が欲しい時に『モンスター』
大橋トリオ / モンスター feat.秦 基博 - YouTube
この曲は、秦基博さんとのコラボレーション曲。自分の心の弱さを「モンスター」にたとえる、この歌詞の一節に私はとても共感しました。そして、このモンスターを見つけてくれるのは、一番そばにいる人だったりする。力強い曲調が、背中を押してくれる、何度となく聞いた一曲。
僕は弱さという
怪物かくして生きてる
誰も気付かないけど
はじめて君がみつけたんだ
空が今 こんなに大きく見えるのは
きっと君が側に居たから
毎日の幸せをかみしめたくなる曲『そんなことがすてきです。』
とにかく気持ちがいいこの曲は、私が大橋先生と出会った最初の一曲です。 この曲を聴いていると、あぁ幸せなんだよなぁと、今ある当たり前の毎日に色がともるような、そんな感じがするのです。世界が窮屈に感じる時にこそ、立ち止まって、視界にかかったフィルターを取り払いたい。そんな時に聞きたい一曲です。
街に向かって 歩き出す 人達のむれ
桟橋の鳥が 僕を見てる
君を待っている 時にふと 考えてみたんだ
幸せってなんだろう特別じゃないものだって
ああ僕にとっては とても大事さ
当たり前なんてないのです。ー大橋トリオ『そんなことがすてきです。』
昔々子供だったころの気持ちを思い出す『スノードロップ』
クリスマス時期に発売されたアルバム「MAGIC」の中で一番好きだったのがこの曲。少女時代の夢、何も疑いを知らなかった純粋な気持ち。大人になってからあの頃を思うと、無性に切なくなります。もう二度と戻らない時間への憧れなのかな。この曲を聴いて、それに似た切なさを感じました。曲の中盤で鳴り出す、クリスマスベルがまたこれ、いいんですわぁ〜〜。
少年が見た夢を今
僕らは歩けているかな
憧れ抱いたあの空
同じ様に見えてるかな疑うこと覚えるより
ただ信じて待つ方が良い
その愛は溢れ出すままに
憎しみは止むことを知る
究極の世界観・・・こんな物語が書きたい『窓』
これ、youtubeがなかったんですけど、どうしても入れたい曲です。矢野顕子さんと大橋先生のデュエットで、掛け合いのように歌われるのですが、「窓」という一つの題材からこんなに素敵な物語が生まれるもんかと。短い言葉の中から、その裏側のストーリーに思いを馳せたくなる、名曲だと思います。これは作詞が矢野さん、作曲が大橋トリオ。矢野さんの言葉の世界、さすがです。
開けてくれたのは 君だ
どうやったのか わからないけれど
開けようという気もなかった 僕だ
遠い昔に 鍵も無くしたまま微笑んでいる 君
僕を試してほしいんだ
その手を離さずに歩きつづけるからこの窓に陽のひかり
この窓に雨のにおい
この窓に海のきらめき
この窓に明日が入ってくる
最後に
さて、いかがだったでしょうか?私の愛する大橋先生の名曲たち。これはまだまだ序の口で、まだまだまだまだ出てきます。うらやましいなぁ。 音楽って、一瞬で聴く人を取り込んでしまう。ドラマとか見ていても、曲が流れ出した瞬間、ぐっと感じ方が変わったりしますよね。私は、音楽を聴いていて浮かぶ風景から、文章を書きたくなったりもします。いつか、ちょっと書いてみようかな。
さて、では今日はこのへんで。SATTYが選ぶ「物語を感じる音楽」の紹介でした。
また、次のお話で。