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SATTYのDREAM LIFE!

人生はたくさんの夢と物語でできているのだ。空想と妄想がつまった私の日記。

文章のお勉強「想像力は観察力から生まれる・・・あれ、お化けが出てきた」

こんにちは。SATTYです。

さぁ、まだ3回目ですがまたまたやってきました、恒例のこの時間。なんのこと?なんじゃそれ?コラコラコラコラ。そんなこと言わないで。素直になりなさいよ、ベイベ。

そうです、SATTYの文章のお勉強の時間です!

余談ですが、大人になってするいわゆる「勉強」って、なんでこんなに楽しいんでしょう。子供のころに、もっと早く気づいていたら。今ごろ私は大統領にでもなれていたかもしれません。本当に余談でした。

それでは今日の講師をお迎えしましょう!もちろん・・

書きたいのに書けない人のための文章教室

書きたいのに書けない人のための文章教室

 

 はい。清水先生です!清水先生ーコスパめっちゃいいですーー。

そろそろ中盤に差し掛かりましたが、まだまだ気になるテーマがいっぱいあるんです。久しぶりに面白い文章本に出会いました。

それでは早速、今日のテーマはーーーっと。・・・・はい、コレです!!

観察力を磨く

平凡なコップを書く

清水先生は本書で、『平凡でなんの変哲もないコップ』を題材に文章を書けという無理難題をつきつけます。ぼんやりコップを眺めていると何が見えるか・・・そうです。コップです。違います。

それでも諦めずにさらに熱心にコップを眺め続けると、見えなかった色々が見えてくると、そう言います。

目の前のコップを一心に観察するうちに、「ただのコップ」でしかないと思えた漠然とした殺風景な光景が、いろいろな細部の情報が詰まった興味深い観察対象になっていくでしょう。

そんなプロセスを、ぜひ実行して体験してください。

ー『書きたいのに書けない人のための文章教室』より 

実際に、本書の中ではコップを観察して書かれた作品が掲載されているのですが、いやいや確かに立派に文章になっているわ・・と驚きます。面白いですね〜こういうところが文章の面白いところ。ますます夢中になります。

コップという平凡なものを選ぶからこそ、何もない中からなんとか発見しようとする『観察力』が磨かれるというわけです。

では、私も、いざ!

 

・・・・んーーーーーー。でもなーーーー。もうコップの作品読んじゃったしなーーー。

なーんか違う題材がいいなーーー。違うんですよ、別にサボってるとかズルしてるとか面白くなさそうとかじゃなくて。ほら、今違うの読んじゃったし?影響うけちゃいそうだし?

想像力は観察力から生まれる。

ということで、もうちょっと読み進めると、興味深い一文を発見。

そういう観察から出発して、特異な幻想にまで広がっていった文例を紹介します。

ー『書きたいのに書けない人のための文章教室』より 

ほれきた!これ!

ここで作例として、いとうせいこうさんのエッセイが紹介されているので、その一部をご紹介します。

あれよあれよという間に、植物はその全体像を変える。今ではもう、ムクゲは濃い緑の葉を一斉に空に向かって突き出しており、ギザギザしたその先端の具合のせいで、あたかも緑の火を噴射しながら地に突き刺さる宇宙船のようになっている。

〜中略〜

俺はその短いがすさまじい勢いの緑たちを前にして、ほとんど言葉を失う。宇宙人襲来というのはこういうことを言うのではないかと感じ、 人間に気づかれぬまま地球に住みついた緑たちに敬意を表したくなる。〜後略〜

いとうせいこう「ベランダ 緑は萌える」より

ベランダの植物を観察し続けた結果、宇宙人になってしまったという作品ですね。宇宙人もびっくりです。しかし、この観察眼すごいですね。これは面白そう。なんの変哲もない題材を、幻想が生まれるくらいに観察しまくって、どっかに飛んでっちゃえばいいってことですね!危険だな、この遊び!

ここまできたら後にはひけません!観察してやろうじゃないですか。さて、何を観察し・よ・う・か・な・・・

これだーーーーーーー!!

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 タバコ。by KOOL

なんか、じーっと見ていても面白い気しません?? ワーーーフリョウヤーーー

観察することなんと15分強。失敗したなーと思ったのは、こいつ寿命があるんですよね。すぐに消えてっちゃうんだもん。もう。

だいたい想像してみてくださいよ。タバコを15分以上も見つめる一人ぼっちの女。絶対思いつめてますよね。けれどもいいのです。だって私はお勉強中。そして、ついにその成果を発表するときがやってきました!そうですLessonの時間です。

では、まいりますよ〜〜〜、いざ!!

Lesson『煙草のおばけが目にしみるぜ』

じっとしている。じっと押し黙ったまま、表面の生っ白い顔を脱いでいく。じわりじわりと、澄ました仮面を剥いでいく。くすぶる心の芯には、真っ赤な炎がたぎり、隠しきれずにその姿を垣間見せる。チリチリと聞こえるかすかな音が、まるで時限装置のように私を焦らせる。もうお前に迷っている時間なぞないのだと、嘲り笑っているかのようだ。

激しい熱に力尽きた偽物の顔が、灰色の皮となってボロリと落ちる。一枚、また一枚と乾いた皮は崩れ落ち、炎は素顔をさらし、そのまま自らを焼き尽くそうとしている。白い煙がただ行くあてもなくゆらゆらと彷徨う。知ったことはないさと、素知らぬ顔で姿形を変え、抜け殻となった昔の自分を高いところから眺めている。

これは煙草の亡霊だ。間抜けな顔で眺めていると、ふいにその手が目の前に伸びる。痛い、痛い、痛い。滲む視界の先で、馬鹿にしたように亡霊はふいと姿を消した。

感想と反省

ひゅぅぅぅぅぅぅ。マジで疲れたんですけどもーーーーーー。

いやぁ、小説を書く人とかって、いつもこんなことしてるんですか?寿命縮まるんじゃないかと心配です。

タバコの焦げる音が時限装置のように聞こえただなんて、いかに私がこの文章を書くのに焦りを感じていたかが、よく表現されていますね!ちがう?

さて、チャレンジの感想です。いつもだいたい、スルスルスルーーーーっと思いつくままに書いていることって、ある程度自分の中にあるストックですよね。もちろん、通常の文章を書く分には、自らのストックの中から伝えたい要素を取り出して、自らの言葉で組み立てて書いていけばいいのです。

でも、ストックに含まれていないもの、つまり見落としているものっていうのも結構あるんだなということが、今回の観察の特訓で明らかになりました。いやそりゃそうでしょ、普通タバコ眺めて、「あ、お化け出た」とかならんでしょ。怖いです、そんな人。

日常的に文章を書く中で、こんなことをしなくてもいいとは思うんですけど、こういう観察する癖をつけると、思わぬ発見だったり発想が自分のストックとして新しく蓄えられていくんじゃないかな、と思ったんです。自分独自の発想力が鍛えられるような、そんな手応えを感じました。ホンマニ!?

もしかしたら、この特訓を続けていけば、同じ日常の中からたっくさんの面白い発見ができるかもしれない!毎日歩いているだけで、文章のネタだらけかもしれない!

イヤだーーーーもう特訓は勘弁してーーーーー

今日の文章の発見

観察力は想像力の幅を広げ、物の見方に自分のオリジナリティを生み出し、文章のネタに困らない世界がやってくる・・・かもしれない!

 

以上!文章のお勉強、落ちこぼれ居残り組のSATTYがお届けしましたーー

また次回、お会いしましょーーーーー