『楽しい』より強いものって何かあるかな。LIGのいいオフィスで考えた素朴な疑問。
こんにちは。SATTYです。
今日はとある取材のため、1日外を出歩いていました。天気がいい日(しかも平日)に外を散歩できるというのは、至福の極みでありますね。
待ち合わせの時間ギリギリだったので、超絶ダッシュだったんですけども、行ってきました。LIGの「いいオフィス」。
ご好意で中を見学させていただきましたが、なんとまぁ・・びっっくり。噂には聞いていましたが、ヒラメキを発生させるにふさわしい場所でした。
ここには書けないんだけど、いろいろお話しをしていて思ったことがあります。つくづくと。
この人たちは『働く』を楽しんでいる。そして、『楽しい』は強い。
『楽しい』は強い
これまでの人生、いろんなことがありましたが、「いいもの」が生まれる時って、だいたいが携わる人みんなが楽しんでいる時なんですよね。
アドレナリンが出まくっていて、誰かが止めないと、ずっと夢中でそのことばっかり考えている。そんな時。そういう瞬間に立ち会えることって、ものすごく幸せだなと思います。
昔、舞台のスタッフをしていたとき、こんなことがありました。公演が近づくと、役者さんはもちろんですがスタッフもかなり過酷なスケジューリングで動くんですね。
立ち稽古に付き合うのはもちろん、照明の確認、小道具のセッティング、音響チェック、転換の確認、その他もろもろ。1日中の立ち仕事で、体力も消耗するし、緊張感もはんぱない。
ぴーんと張り詰めた空気の中で、とびかう怒号。まぁもう、ぐったりですよ。それなのに、終了後に飲みにでかけると、みんなその「続き」を始めるんです。
あの場面は、こうした方がいい。この演出を明日試してみよう。さっきまでキレまくっていたごっつい照明のおっちゃんが、目を爛々とさせて、大笑いしながら、本番に舞台で上演されるだろう世界に夢を見るんです。明日も早いんだから、早く寝りゃーいいのにね。
今でこそ定時がある仕事についている私ですが、そのころは、一日中働いているみたいなもんでした。公演が近づくと、確実にやせるし。今全然やせないけど。
楽ちんだったかって聞かれたら、どんでもないと答えます。キツかった、かなり。
じゃぁなんでそんなことやってたの?って言われると、『楽しかった』から。それに尽きると思うんですよね。
あのときの同志だった、怖いおっちゃんも、他のスタッフも、もちろん役者さんも、みんな楽しかったんだと思う。あの時間を、めちゃくちゃ愛していました。
そしてその中で作り上げられた作品は、理屈抜きに、心が震えるほどの価値あるものだったと思う。
『できる』ことより『楽しい』ことを追求したい
結局のところ、どれだけ目の前のことを楽しめるか、だと思うんです。もちろん、楽しいとキツイは、一緒にやってくることもあるけど。
楽しんで仕事してる人は、いいもの持ってくるし、楽しんで恋愛してる人は、いい関係築いてるし、楽しんでる笑顔なんて・・最強じゃない?
楽しいから乗り越えられるし、楽しいから追求したくなる。あとは、自分の細胞が「楽しい」と叫べる何かにたどり着けるか。それだけなんじゃないかなって。
あると思う、どんだけ楽しんでも突き進んでも、辿り着けない場所っていうのも。でもその過程がその人にとって猛烈に楽しかったんなら、最終的にその人生楽しかったってことで。やっぱり幸せじゃないかな。
できるかできないか、よりも自分の感覚を信じて生きてみたいやん、そんなことを考えたとある一日。
いや〜しかし、「いいオフィス」最高だった。また行こう。
それでは、今日はこの辺で。また、次のお話しで。