SATTYのDREAM LIFE!

人生はたくさんの夢と物語でできているのだ。空想と妄想がつまった私の日記。

ジャイアンとのび太は、なんで友達なのかを考えた

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by Thomas Leuthard

こんばんは、SATTYです。

ジャイアンのび太は、なんで友だちなんだろう?」

友だちのマルちゃんと、今日そんな話をした。

だって、よく考えたら不思議だと思わない?ジャイアンは、すごくのび太をいじめる。のび太は、怖くて震えあがったり、する。

わたしがのび太だったら、そんなやつ大っ嫌いだ。絶対一緒に冒険なんて行きたくないし、ピンチになろうが、助けたりしない。ざまあみろって思うんだ。

ところが、のび太は違う。なんだかやたらと空き地で一緒にいるし、ピンチの時には自分の身をかえりみず助けにいったりする。楽しそうに一緒に大笑いしたりもする。出来杉くんより、ジャイアンの方がずっと親しいようにみえる。おっかしいの。変だよ。だから、わたしたちはこの問題についていろいろ話し合ってみたんだ。

のび太はやさしい、やさしすぎる

マルちゃんがこんなことを言った。

「わたしは、ちょっとだけ似たようなことあるよ。嫌がらせしてきたいじめっ子と、その後すんごい仲良しになったことあるよ。」

「そうなの。なんで?」

「その子もいろいろあったんだろうなぁと思ったの。だから、その子が仲良くしてって言ってきたとき、受け入れようと思ったの。」

そんなことあるんだなって、わたしは思った。マルちゃんが優しいからかな。相手を想える優しさ。そうか、それもあるよね。

いじめられっ子ののび太に、優しさがなかったら、自分に嫌な思いをさせるジャイアンのことは、ただ憎いだけ。のび太は優しい。弱虫だけど優しい。だから、昨日いじめられたジャイアンを、仕返しすら企んだジャイアンを、今日は一緒に笑いあう友達として許すことができる。のび太の懐は、海より深い。そうか、のび太はすごいやつなんだ。

ジャイアンの気持ち「心の友よ」

でも、前提っていうのがあると思うんだ。ジャイアンがどう思っていたかってこと。

マルちゃんは、さっきの話の続きにこう言った。

「わたしをいじめたいじめっ子、わたしのことすごく好きなんだなぁって思ったんだよ。」

好きだから何をしてもいいってもんじゃぁないけど、ジャイアンは間違いなくのび太のことが大好きだとわたしは思う。ジャイアンの口癖知ってる?「心の友よ」っていうんだ。時に涙をながして、のび太をぎゅっと抱きしめるんだ。ジャイアンは嘘をついているのかな。わたしはそうは思わない。ジャイアンの「心の友よ」は本心なんだよ。

だから、のび太がそうするように、ジャイアンも本当のピンチにはのび太を全力で助ける。いなくなったら必死で探すし、「何してんだ、のび太!」って言いながら、グズなのび太を救ってくれるんだ。のび太はきっとわかってる。ジャイアンが本当は自分を大事な友達だと思ってることを。本能で感じていると思うんだ。

想像してみたんだけど、もしものび太が誰か違う人に、すごくいじめられているのを見たら、ジャイアンはどうするかな?ジャイアンはきっと助けるんじゃないかと思うんだけど、どう思う?「おれはいいけど、お前はダメ!」とかいって、よそのいじめっ子をどっかにやっちゃいそう。考えすぎかな?

ジャイアンが知らんぷりしてさ、なんにも思わなかったら、のび太ジャイアンを友達だとは思わないかもね」

マルちゃんが言った。そうだね、わたしもそう思うよ。「心の友?何言ってんだ」って、さすがののび太もそう思んじゃないかな。

心が見つける友達っているんじゃないかな

時間をかけて少しづつ関係を作っていくこともあるけど、出会った瞬間にビビビとくる友達っていない?「この人!」って心が反応する人。

そういう出会いをしたときって、だいたい不思議なくらい引き合う。ずっと昔からの友達のように、どんなことでも打ち明けられるようになる。なんなんだろうなぁ、これって。不思議。

「そういう自分の直感を、わたしは信じて大事にしてるよ」

マルちゃんはそう言った。生きている中で、それだけの出会いってどのくらいあるかな?自分の心が見つけた友達。ジャイアンのび太は、大人になってもずっと心の友でいてほしいね、それが今日のマルちゃんとの結論。マルちゃん、わたしもマルちゃんとずっと心の友でいたいな、そう思うよ。

 それでは今日はこの辺で。

また、次のお話で。