【物語を作る企画 最終回】凡人はスタートラインで、まだ終わらない夢をみている
こんばんは。SATTY@ノーマルです。
今夜は打ち上げです。仕事は定時でサクッと切り上げてね、帰り道がまだ明るいとか奇跡に近い。それだけでテンションがあがりました。普段帰るころにはしまっているお気に入りの喫茶店で、今日はスペシャルディナーです。
なんの打ち上げかって、ここ1週間ほど取り組んだある「勝手にブログ企画」です。
その1
その2
長らく小説を書きたくても書けなかったSATTYノ介氏が、とにかく何か最後まで書いてみようという企画でした。書きたくて書けないなら、書かなきゃいいじゃんと悲しいことは今日はやめましょう。意外といると思うんですよ。「書きたい」のに「書けない」人。
何冊そういった類の教則本を買ったかわからない私が言うんだから間違いない。
さて、今日はその最終回となる記事を書こうかと思います。せっかくの打ち上げなのでね、一人ぽっちも寂しいですからね。今日はゲストをお迎えしましょう。
もちろんこの方!妄想作家のSATTYノ介さんです!
SATTYノ介(以下、介さん):ただいまご紹介にあずかりました、SATTYノ介でございます。このたびは、みなみなさまに多大なご声援をいただき、誠に感謝の念でいっぱいでございます。
SATTY:おつかれさまっしたーーー。ちなみに、SATTYノ介さんは、大層な名前がついているにも関わらず、その1の序盤で違うモードに入りキャラが固まりきらなかったという悲しい方でしたー。あれですかね?とりあえず文豪的な方を想像したキャラになりたかったということでいいんですかね?
介さん:いかにも。ただ、文豪がなにしゃべるかわかんないんで、もうその辺は適当でいっす。
SATTY:かしこまりました。すいません、脱線しました。では、そろそろ聞かせていただきましょう。この1週間いかがでしたか?
介さん:そうですな・・・
夢中になって周りが見えなくなることは嬉しい
何度か思いました。やめときゃ良かったなーって。なんか違うこと書きたいなーとか思っても、これ終わらせないと次いけないし、ここまできてやっぱヤンペとか無理だしっていう謎のプレッシャー?いや、本当にバカみたいなんですけど、本当に締め切り迫る!みたいな感じでした。
でも、終盤にきて終わりが近くなると、「よし、次は結末!」「どうせなら絵も描いちゃえ!」って、どんどんワクワクしていって、気が付いたら夜寝る時に、明日がくるのが楽しみになっていたんです。そんな風に思ったのって、いつぶりだろう?
昨日夜遅くに、ポチっと投稿ボタンを押した時は、寂しくなりました。終わっちゃったーと思って。もう考えなくていいんだなぁ、と。
よく何かに没頭して周りが見えなくなる、とか言いますよね。冷静になれって意味も含まれてると思うんですけど、私それは悪いことじゃないなぁって思ったんですよ。
周りが見えなくなるくらい没頭できることがあるって、嬉しいなぁって思ったんですよ。
例えばこういうブログを書いていても、音楽に打ち込んでいても、アニメが好きとか、寺が好きとか、何でもいいんですけど、人に理解されないことって往々にしてあるじゃないですか。理解されたい、反応がほしい、とか思うじゃないですか。でも、それって反応のズレがあればあるほど、自分の熱量と相手の熱量に差があるってこと。
人よりたくさんの情熱を持てる「好きなもの」が見つかったってことなのかもしれない。
人は私のやっていることに、私と同じほどの興味がない。そんなに熱くなっていないんだもの。これがあーで、それがこーでってどんなに語っても「お・・おぅ」ってなります。当然です。
それは、それだけ私が「好きなことに夢中になっている」っていう証拠じゃないかなと思うんです。嬉しいことじゃないですか?好きなことに夢中になれるって、嬉しいなぁ。
昨日は記事をアップする直前まで深夜のファミレスで、空き缶の写真を見ながら、絵の具セット広げてカンカンの絵を描いていたんですけど、隣の人「何してるのこの人」って目で見てました。
私は今間違いなく隣の人よりも、この話を作るのに夢中だ!って思ったらにやけちゃったんですよ。私は何かに夢中になりたかったんです。
スタートラインに立ってから考えればいいのだ
小説が書きたい!って思ったくらいですから、私もそれなりに「才能」のあるなしについて考えたことがあります。そういうことを考えると、いざ自分の書いたものが、面白いのか面白くないのか、気になりますよ。もちろんです。
書き終わってすぐに、Dスケ氏に連絡して感想をもらって反省会までやっちゃったくらいです。Dスケさんは「三幕構成(ストーリーの作り方で学んだ物語作りのセオリーの一つです)」のことも知ってたし、ダメだしというか課題点もいろいろ言ってもらいました。
それで思いました。書いたから、こんな話ができているんだなぁと。
公開してから、いろいろな方が読んでくださって、感想をくれたりしました。とにかく、読んでくれたんだ、ってそれだけで嬉しかった。夢でしたから。
褒められなくても、全然ダメだよ、でも、とにかく「やったから」読んでもらえた。
完成されたものじゃなくていいんです。かっこ悪くて当然。たくさんの人が認めてくれなくてもいい。だって、スタート地点にやっとたったんだから。そこから目指せばいいんですよね、もっとカッコよくなれるように。
これまでずっと書けなかったのは、私が凡人だったからです。でも、夢中になれるほど好きだということはわかった。それで十分です。
「やりたい」と「やった」の間にある、大きな壁はそこにあると思うのです。ここがスタートラインだと、私は思うのです。
SATTY:(コックリ、コックリ)・・はっ!
介さん:聞いてました?
SATTY:聞いてませんでした。
介さん:いいですよ、もう。
SATTY:語りましたな。
介さん:語りましたね。
SATTY:良かったですね。
介さん:はい、心から。
さて、まだまだ夜は続きますが、今日はこのへんで。
また、次のお話で。